AI活用と余白の作り方〜忙しい日常に「間」を取り戻すコツ〜

今回は「AI活用と余白の作り方」というテーマで書いていきます。

実は先日、妻から「最近、なんだかいつも忙しそうだね」と言われたんです。確かに、AIツールを使って効率化しているはずなのに、なぜか時間に追われている感覚がありました。

考えてみると、これって現代の多くの人が直面している問題なのかなと思います。技術で効率化しても、なぜか余裕が生まれない。むしろ、やることが増えて忙しくなってしまう。

そんな中で気づいた「AI活用と余白の作り方」について、今回はお話していきたいと思います。

AI効率化の落とし穴

ということで本題なんですけれども、AIツールを導入して3ヶ月ほど経った我が家の状況から。

最初はChatGPTで記事の下書きを作ったり、Copilotでコーディングを効率化したりして、「これで時間ができる！」と思っていました。でも、なんというか、実際には違ったんですね。

確かに個々の作業は早くなりました。記事を書く時間は半分になったし、プログラミングも明らかに速くなった。でも、気がつくと以前より多くのプロジェクトを抱えて、結果的に忙しくなっていたんです。

皆さんも似たような経験はありませんか？効率化ツールを使っているのに、なぜか余裕がない。そんな感覚をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

子どもたちを見ていて気づいたことがあります。息子は宿題をAIに聞いて素早く終わらせるんですが、その後必ず「何もしない時間」を作るんです。ぼーっとベランダで空を見たり、ペットの猫と遊んだり。

「時間があるなら他の勉強もできるよ」と言うと、「でも、考える時間も必要だよ」って返されました。さすがだなと思いました。

実はこれが、私たち大人が見落としがちな「余白」の本質なのかもしれません。余白って、単に空いた時間のことではなくて、何かを考えたり、感じたりするための「間」なんですね。

AIで効率化して生まれた時間を、また別のタスクで埋めてしまっては、本当の意味での余白は生まれない。これが私たちの陥りがちな罠だったんです。

そこで、我が家で実践している「AI活用しながら余白を作る」方法を3つご紹介します。

週に1度、あえてAIを使わない時間を作ります。手書きでメモを取ったり、調べ物も本で探したり。一見非効率ですが、この時間が思考の幅を広げてくれるんです。

妻と一緒に料理をする時も、レシピアプリは使わず、冷蔵庫の中身を見ながら「今日は何作ろうか」と話し合う。こういう時間って、実はとても豊かなんですよね。

ChatGPTを単なる作業ツールとしてではなく、思考のパートナーとして使う時間を作りました。「今日感じたこと」や「最近考えていること」を相談してみるんです。

すると、自分でも気づかなかった考えが整理されたり、新しい視点が見つかったりします。効率化のためのAIではなく、内省のためのAI。これも一つの余白の作り方だと思います。

夕食後の1時間は、家族全員がデジタル機器を使わない時間にしています。最初は子どもたちも「つまらない」と言っていましたが、今では貴重な会話の時間になっています。

ペットの猫も、なぜかこの時間になると家族の近くに寄ってきます。動物って、人間の「余白」を敏感に感じ取るのかもしれませんね。

こうした実践を通して、改めて余白の価値を感じました。

余白があることで、日々の出来事をゆっくり振り返ることができる。家族との何気ない会話から、新しい発見があったりする。そして何より、「今この瞬間」を味わうことができるんです。

AIは確かに素晴らしいツールです。でも、それによって生まれた時間をどう使うかは、私たち次第。技術と人間らしさのバランスを取ることが、本当の豊かさにつながるのかなと思います。

今回は「AI活用と余白の作り方」というテーマで書きました。

効率化は大切ですが、それ以上に大切なのは、生まれた時間をどう過ごすか。意図的に余白を作ることで、毎日がより豊かになるような気がします。

皆さんも、AIを活用しながら余白を作る方法を、何か実践されていますか？もしよろしければ、コメントで教えてください。

40代になって、改めて「間」の大切さを実感している今日この頃です。技術を使いこなしながらも、人間らしい時間を大切にしていきたいですね。